手拭い整理
2011年 12月 21日
年末も近づいてきたので、ここ最近入手した手拭いを整理しました。
10月以降に入手した200枚程度が、そのままになっていたのですが、
これらは、自分で購入したものの他、頂き物もたくさんあります。
面白い図案がたくさんあるのですが興味がある方も少ないので、
特に珍しいものだけ紹介します。
十五世 市村羽左衛門
羽左衛門を襲名したのは明治36年で、昭和20年に死去しているので、
その間に作られたものかと思いますが、
こんな手拭いがつくられたのは、戦前の平和だった頃でしょう。
美男で有名だった俳優さんです。
幻のオリンピックと言われた 昭和15年東京オリンピックの手拭いです。
東京府東京市で開かれる予定でだったのですが、
日中戦争の影響により、 日本政府が開催権を返上したため開催されませんでした。
髑髏の宴会
昭和初期頃のものですが、洒落っ気があってステキです。
南満州鉄道株式会社の手拭
明治39年から昭和20年まで満州に存在した日本の企業です。
「高粱(もろこし)は、満州の人の常食です」との記載があります。
“満州風景手拭”として、シリーズがあり、私も2枚所有しています。
戦時中の手拭いも見つければ入手するようにしています。
鉢巻として使用も可能な武運長久の手拭い
祈 武運長久 よく見るデザインです。
虎の図案ですが、“虎は千里行って千里帰る”と 勢いの盛んな事に例えられることから
戦時中、千人針に虎の図案がよく使われていました。
この手拭いは未使用品ですが、兵隊さんの遺品だそうです。
まだまだ面白い図案のものがたくさんあるのですが、
撮影していると整理が終わらないので・・・