あるぷす
2013年 10月 02日
今年の夏は、色々あり山に行く機会に恵まれなかったが、
週末に休みが取れたので相棒と長野県まで少々足を伸ばしてみた。
今回の山行は、さかのぼる事およそ一年前、
駒ヶ根市の観光協会の方が来社し観光案内を置いていったことにはじまる。
パンフレットに載っていた千畳敷カールに一目ぼれ
ずっと温めてきた木曽駒ヶ岳についにやってきた。
仕事を終えてからバスに乗り、大津で相棒に拾ってもらい
麓のバス乗り場についたのは、午前4時を回っていた。
仮眠をとって気が付くと既に長蛇の列!!(ちなみに時刻は5時過ぎ)
5時半の臨時バスでおよそ30分、ロープウェイ乗り場までやってきた。
バスとロープウェイで往復3,800円だが、標高2,612mまで運んでくれる
ことを思えば値打ちがある。
ロープウェイで10分足らず、950mを一気に駆け上がる、
気が付けば雲の上。あっという間に千畳敷駅に到着。
標高2,612mは、日本最高所の駅との事
眼下に広がる雲海、遠くに富士山を望むことができた。
そして、ついに千畳敷カールとご対面!迫力満点!!
ちなみにカールとは、氷河期の氷で削り取られた
お椀型の地形の事らしい。
6:50ロープウェイ千畳敷駅を出発。
まず最初に、駒ヶ岳神社で安全祈願。
千畳敷カールを乗越浄土に向けて進む
天気も最高でテンションもいつも以上に高い。
振り返るとロープウェイの駅も遠い彼方。気軽にこんなところまで
やってくる事ができるので、初心者にも人気の木曽駒ヶ岳、
この日も沢山の登山愛好家が列をなして登っていた。
乗越浄土までもう少し、この登りが結局一番きつかった。
素晴らしい景色、素晴らしい天気、神様ありがとう!!
7:30乗越浄土に到着。
風も無く本当に穏やかな天気、日も上がり気温も上昇
爽やかで過ごしやすい。乗越浄土からは、中岳に隠れて
まだ、駒ヶ岳を拝むことができない。
7:50中岳までやってきた、団体客らで賑わっている。
ここにきてようやく、駒ヶ岳山頂を確認!左手奥には御嶽山の雄姿を
望むことができた。
木曽駒ヶ岳山頂まであと少し
8:10 1時間30分で中央アルプスの最高峰、木曽駒ヶ岳山頂に到着!!
標高は2,956 m、360度の展望に感激。
標高2,600m余りまでロープウェイで登ってきたので、
ここまでは、あっという間に着いた感じ。
はい!こちらか木曽駒の一等三角点
しばらく、山頂で過ごしたのち8:30に出発。
帰りは、トラバース路を進み中岳を迂回する。
トラバース路終盤にはちょっとした岩場があったが難なくこなす。
かなりのショートカットになった。
乗越浄土まで返ってきた。次は、写真奥の宝剣岳を目指す。
宝剣岳は、千畳敷から見えていた尖った岩山。「うーん 厳つい」
鎖場を進む、下から見ているよりは、楽に登ることができたが、
落ちるとただでは済まなそう。
9:20宝剣岳の山頂に到着
山頂はかなり狭く、記念撮影渋滞が発生。
外人さんがピークハント!凄い!!
おっさんは、迷わず遠慮した。
宝剣岳からは尾根づたいに進み、極楽平を経由して千畳敷を目指す.
腰の引ける鎖場も満載で、アドレナリンが爆発!
極楽平には10:30に到着
尾根を進む空中散歩もここまで、
心惜しいがロープウェイの駅を目指し下る。
山は少しずつ色づき始めていた
もう少しすれば紅葉も見ごろとなるだろう。
最高の天気で雄大な自然を満喫、大大満足の登山。
ありがとう 駒ヶ岳!
11:00 ロープウェイ千畳敷駅まで帰ってきた。
下山組のだけでなく、これから登る人も沢山いてごった返している。
噂では、午後になるとロープウェイが2時間待ちになることもある
そうなので、後ろ髪を引かれる思いだったが下山した。
今回の登山、沿面距離で約5.2k・累積標高741m時間にして4時間10分の
充実した山行となった。
下山後は、麓の観光案内書で、地元特産「すずらん牛乳」を使った
ソフトクリームで乾杯!さっぱりとしているが、濃厚なミルクの風味が
感じられる逸品だった。
この他、駒ヶ根のご当地グルメ「ソースかつ丼」を味わったり、
養命酒の工場を見学し試飲をしたりと、駒ヶ根を満喫。
水が良いからか、何を食べも美味しかった。長野最高!・・・・
結果、体重が2kgも増加<涙>
でも、また行きたい。